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会社にとってのスコトーマを発見しよう

今日はビジネスコーチングについて

 

私も水道工事の会社とコーチングの会社を経営している。

 

会社経営をしている方にとって、またはチームを組んで何かを達成しようとしているリーダーにとって、コーチングとは役に立つものだろうか?

 

今回はそんなテーマにしてみよう。

 

結論から言うとゴールがある人にとっては劇的に効果があがるだろう。というのもゴールがなければ何の役に立つのかの定義ができないのでゴールがあるという大前提でいえばコーチングは役に立つ。

 

ではなぜか。

 

それは会社を経営している人にとっても、社内におけるチームにとっても必ずスコトーマができるからである。

 

コーチングでいうところのスコトーマとは心理的盲点のことである。脳と性質上必ずスコトーマができる。

 

人の脳は重要であることと重要でないこととを選別して、重要なことだけが認識に上がるようにしている。そうして情報を取捨選択しなければ情報処理をすることができないからである。わかりやすくいうとパンクしないように処理できる範囲で認識にあげるような働きをしているのである。

 

詳しくは過去のブログhttps://www.yamamotoatsushi.jp/60014217/archives/80

 

ここで問題なのは、重要なこととは過去に重要だと判断したこと、というところだ。過去に重要だったかもしれないが現在の問題に使えるかどうかわからない。この急速な情報社会時代の中では使えない場合がほとんだ。日々変わっていく社会の中で、会社もその構成員も変わっていかなければならないことは感じていると思う。

 

しかし、我々の認識するブリーフシステムという機能は全て過去の体験が作り出しており、そしてスコトーマを生み出している。

 

だからこれからの会社にとって必要な情報もスコトーマになって目の前にあっても見えなくなっている可能性が高いのだ。

 

コーチングとはそのスコトーマを見つけ出しクライアントの目の前に見えるようにしていく作業のことをいう。

 

このような意味において会社にとってコーチングが役に立つといえる。

 

もちろん会社といっても会社をコーチングするわけでなく、コーチングの対象はやはり個人なわけで、つまり会社を運営している人のコーチングのことを指している。

 

少し、別な言い方をすると

 

長い間、生きてくると色々な体験をするのだが、その経験が会社をここまで育て上げた要因であると同時にこれからの成長を阻害する要因でもあるということだ。

 

それは経験と共にこだわりや偏見が備わったものの見方、価値観が出来上がっているということである。

 

これを認めるのは勇気のいることかもしれないがそのものの見方、価値観をガラリと変えることがスコトーマを外すことに繋がるのだ。

 

そしてその作業を共にする人をコーチと言い、その作業がコーチングである。私はこれからは会社にとってコーチングを導入することが当たり前になってくると思っている。それはスコトーマの理論が理解されたと同時にコーチングの必要性も理解されるだろうという期待だ。

 

私自身、経営をしながらも日々スコトーマを見つけるべく意識している。そしてその効果は劇的であり、確実である。