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エフィカシー(本当はすごい私)

こんにちは。苫米地式コーチング認定コーチ山本敦志です。

今回は夢を叶えるマインドチューニング解説(エフィカシー)です。

苫米地式コーチングを聞いたことがある人はエフィカシーという言葉も聞いたことがあるのではないでしょうか。それどころかよく理解して、実生活に取り入れている方もいるかもしれませんね。

ここでは、もう一度言葉の定義からお話しします。

エフィカシーとは、ゴールを達成するための能力の自己評価のことです。

現状の外にゴールを掲げました。

そして現状の外はおぼろげだけれどそこに向かう自分自身のコンフォートゾーンをリアルに感じていくということは理解できました。

だけどやはり現状に戻されてしまうんです。という現象が必ず訪れます。

ダイエットを例にとりましょう。

現状の外にゴールを設定するかなるほど、そしたら私は現状は60キロなので45キロになってモデルデビューをするというゴールを設定しよう。15キロも体重を減らし、ましてやモデルなんて到底イメージできないよ!

この場合本人が現状の外と感じているゴールを掲げているのでOKです。

そして次に

モデルになるなんてイメージは出来ないけど、食事を変えて、運動や睡眠も気をつけていくというコンフォートゾーンをイメージで創り上げることは出来る!

よしイメージは出来た。

はい、現状の外にゴールを設定し、ゴールに向かう自身のコンフォートゾーンをリアルにイメージできました。OKです。

では、これだけでゴールは達成されるでしょうか。

なかなかそうはいきません。それはホメオスタシスという強烈に現状を維持しようとする力が働くからです。ホメオスタシスはその強烈な力で私たちを現状のコンフォートゾーンにとどめようとするのです。

多くの人が夢を抱きながらも夢を叶えることが出来ないのは現状のホメオスタシスという力のためだったのです。

だからこそ私たちはエフィカシーという力をゴール達成のために必要とし使いこなさなければならないのです。

ではエフィカシーとはどんな力なのか。

先の例でいえば、モデルを目指して、食事や運動、睡眠に改善するコンフォートゾーンをつくりました。しかし、私にそれが出来るのかという問題なのです。

出来るのか、出来ないのか

私はゴールを達成出来るのか、出来ないのか

私には果たしてゴールを達成する能力があるのか、ないのか

私は私をどう思っているのか

という問題です。

エフィカシーとは例え現状の外のぶっとんだゴールだとしても、私にはそのゴールを達成することが出来る能力があるという自己評価、つまり自分を信じる力なのです。

続く

 

ゴール設定~コンフォートゾーンの外へ~

こんにちは。苫米地式コーチング認定コーチ山本敦志です。

夢を叶えるマインドチューニング解説第二弾 ゴール設定②

今回は前回に引き続きゴール設定についてです。

前回はゴールは必ず現状の外に設定してくださいと説明しました。

ただ、夢を叶えるマインドチューニングのトップページにはコンフォートゾーンの外という表現にしているのでコンフォートゾーンとは何かということも含めてお話ししていきましょう。

コンフォートゾーンとは居心地のいい空間と訳すことが出来ます。

何かのパフォーマンスを発揮する際にあなたも緊張状態でパフォーマンスがうまく発揮できなかった経験があるのではないでしょうか。

ですから、人がハイパフォーマンスを発揮するためにはリラックスできるコンフォートゾーンでなければなりません。

コンフォートゾーンには現状のコンフォートゾーンと、ゴールのコンフォートゾーンの二つがあり、もちろんゴールは現状のコンフォートゾーンの外へ設定します。

今回はコンフォートゾーンという考え方を過去、現在、未来という時間軸を取り入れて解説してみます。

時間の概念には現在を境として過去と未来がありますがコーチングが取り扱うのは未来だけです。過去は取り扱いません。

コーチングの、ゴールを設定してゴールを達成するという目的において過去は全く必要ありません。過去なんてないと考えるくらいでちょうどよいでしょう。

イラスト

ですから、あの時こうしとけば今頃こうなのになどとは考えないようにしましょう。あの時はもう終わってしまったことであり、あなたの未来にとって何かの影響を起こすことなど全くないのですから。

コーチングは現在を境として未来に働きかけていく手法です。当然のことながらゴールも未来に設定します。ただ、現状とは現在がこのまま続いた場合の未来も含むことから未来には現状の未来とゴールの未来の二つがあるのです。

イラスト

現状がなぜ未来にまで続くのかというとそれは現状がより強いコンフォートゾーンであるからです。居心地のいい空間であるから、ほっておくと未来にも現状が続いていくのです。

ではコンフォートゾーンとはそもそもよいものなのでしょうか。

安心、安全、安定、安穏、安寧とした場所であることは確かですが反面つまらない、飽きる、刺激のない場所であることも事実でしょう。

人は安心、安全を望みながらも、反面変化を望む生き物なのです。だからこそ夢を持つのであり、安心な場所に不満を持ち飛び出していくのです。

人はコンフォートゾーンの中でしかハイパフォーマンスを発揮できない。しかし現状のコンフォートゾーンからは出たいという問題を解決する必要があるのです。

その答えがゴールに向かっている状態をコンフォートゾーンにしていくということなのです。

イラスト

未来に、現状の外にゴールを設定する。そして現状のコンフォートゾーンをゴールに向かっている状態がコンフォートゾーンとなるようにマインド変えていくのです。

ただし、ゴール側にコンフォートゾーンが移行すればゴールが達成されますので、そのときはかつてのゴールが新しい現状となります。そうなるとまた現状の外にゴールを設定しなければなりません。ゴールがコンフォートゾーンとなればまたその外側にゴールを設定するという作業を繰り返す必要があります。そうマインドの使い方の重要なことは常にコンフォートゾーンの外にゴールを設定するということなのです。

 

 

私のゴールと役割(新しいコンフォートゾーン)

こんにちは。苫米地式コーチング認定コーチ山本敦志です。

前回2回にわたってゴールについて解説しましたので今回は私のゴールとコンフォートゾーンそして職業について紹介します。

私のゴールは戦争と差別をなくすことです。

むむ?どこかで聞いたことあるぞ!ですって?

そう苫米地博士と同じなんです。フフフ

以前は苫米地博士はすごい人だからこんな大きなゴールを掲げることができるけど私は凡人なんで自分がイメージできるゴールがいいなと考えていました。それでもコーチなので現状の外に設定したつもりです。

コーチになってすぐに「全ての人がWANT TOで生きる世界をつくる」というゴールを掲げました。

しかし、ゴールを更新しました。

何故か

ゴールはおぼろげでイメージを持てないものだということを学んだからです。どうしたらいいのか分かっていることはゴールにはなり得ない。

もちろん全ての人がWANT TOで生きる世界もすごいゴールですが、WANT TOで生きるというイメージの持てるゴールを持ってきていたように思いました。

また「全ての人」というのも家族全てなのか会社の人全てなのか日本人全てなのか世界中のすべてなのかペットは含むのかなどわからないことだらけなので、何か聞こえの良い言葉を探していただけのような気がしました。

イメージが出来なくておぼろげなのであれば私も「戦争と差別をない世界をつくる」でよいのだと思ったのです。

次に心から欲しいゴールなのかということです。これが私の中で問題でした。

イメージができないのに心から欲しいゴールってなんじゃらほい????

しかし、ゴールについて考えていると心から欲しいゴールにこんな言葉が出てきました。

「戦争と差別のない世界をつくるための一員として、自分の個性を生かし、仲間と協力し、コーチングという素晴らしいコンテンツをより多くの人に届けること」

この言葉には私の役割としてイメージを持つことが出来たのです。

これは「ゴールはおぼろげでイメージすることは出来ないがコンフォートゾーンはよりリアルにイメージしていく」というコーチングの手法に照らし合わせるとしっくりきました。

コーチングを伝えていきたいという私の気持ちは本物でそのコーチングという中身そのものに抽象度をあげていく作用があるのでしょう。

その結果、最初は自己実現からはじめた私のコーチングライフはついに戦争と差別をなくすという抽象度がぼんやり私にも見えだしてきたという感じです。

ゴールはぶっ飛んでいてかまわない。臨場感はなくてもかまわない。

ただ、ゴールに向かう自分のコンフォートゾーンはよりリアルな臨場感をだしていく。

そしてその思索を何度も何度も繰り返していくと本当のゴールと果したい役割がわかるのだと思います。ゴールとコンフォートゾーンは双方向にかつダイナミックに影響を及ぼしあっているのでしょう。

これがコーチングの肝であるといえるでしょう。

私もコンフォートゾーンはよりリアルにイメージする必要があるので、

コーチングという素晴らしいコンテンツをより多くの人に届けるための手法を具体的にイメージして、新たなことにチャレンジしていきます。

またこれからもゴールとコンフォートゾーンの更新は続けていきます。

あなたも是非今から何か動いていきましょう。

 

ゴール設定~現状の外へ~

こんにちは。苫米地式コーチング認定コーチ山本敦志です。

夢を叶えるマインドチューニング解説第一弾「ゴール設定①」

今回はゴール設定についてお話ししたいと思います。

ゴール設定については「オーセンティックコーチング」という苫米地博士の新刊にコーチングにおける新しい知見が記されていますので、是非一読されることをお勧めします。

イラスト挿入

さて、コーチングにおいて最も重要といってもよいのがゴール設定です。

特にゴールを現状の外に設定することはセルフコーチングでもパーソナルコーチングでも極めて重要ですのでじっくり解説していきます。

現状とは現在の状況とその状況が続いている未来の状況です。

わかりやすいように一つ例をあげてみましょう。

ある会社員の係長がゴールは「課長になる」ことと掲げたとしましょう。

これは現状の中のゴールと捉えます。

そのまま行くとそうなりますよといったことは現状なのです。

では課長、部長、ではなく「社長になる」ではどうでしょうか?

実はこれも現状となります。

もちろん高いハードルを越える必要はあるでしょうが、それでも理想的な現状として

それは現状とみなします。

現状とは理想的な未来を含めて、現在からこのままの状況が続いているであろう未来までのことなのです。

では現状の外とはどういうことでしょう?

例えば、現在勤務している会社の社長になることは困難かもしれませんが、ああしてこうしてやっていけばなれるんだろうなというイメージが持てるはずです。

仕事で結果を出し、社内の人間関係を構築し、あの席からあの席へと移り、最終的にあの部屋へ行くんだろうなとイメージが持てるのではないでしょうか。

それに対して現状の外のゴールとはゴールの達成の仕方など全く見えない。

どうやればいいのか全くわからないことなのです。

人はスコトーマがあり、現状の外は見えないようになっています。

ですから、達成方法もわからないのです。

そんなところにゴールを設定せよというのが、現状の外にゴールを設定するということなのです。

ぶっとんだゴールという言い方をする場合もあります。

イラスト

例えば先の会社員の例でいえば、現在勤務している会社の社長ではなくて、全く違う会社を立ち上げてその会社の社長になるというのはゴールとなりえるのです。

この場合、最初はやり方など全くわからないと思いますが、それでよいのです。

ゴールを設定することにより、スコトーマがはずれてやり方がみえてくるのです。

ゴールの達成方法は後のブログで解説するとして、では何故このような現状の外へのゴール、ぶっとんだゴールが必要なのでしょうか。

私たちの能力は実は潜在的にはすごい能力を秘めています。ところが能力を抑える機能もまた備えてしまっているのです。

無限の可能性はあるが何もしなければ発揮できないようになっているといえばわかりやすいかもしれません。

その無限の可能性を発揮させる第一歩が現状の外へゴールを設定するということなのです。現状の中にゴールを設定しても秘めた能力を発揮させることはできません。

また、それよりもよろしくないことは現状の中にゴールを設定するということはどこかの誰かが決めた枠内でしか、自分の人生を生きることが出来ないということなのです。

私たちのマインドは子供のころには親や教師、大人になってからはテレビなどのマスコミの影響(洗脳?)により他の誰かに刷り込まれたマインドで生きています。

この他の誰かに刷り込まれたマインドは現状の枠内に閉じ込められており、なかなか出ることができません。

そしてそのことにより、あらゆる人生の不満が生じています。

ですから、その枠から飛び出していくことがとても重要なのです。

自分ではない誰かに決められた人生を選択しますか、それとも自分の思い通りの人生を選択しますか、という問いに誰もが後者を選びたいに決まっています。

そのためにもゴールは現状の中ではダメなのです。現状の外です。

まずは現状の外にゴールを設定してみましょう。

現状の外にゴールを設定すれば、スコトーマが外れて新しい景色が広がります。

それと同時に自分が成長するための扉が出現します。

扉が見えたらその扉を開いていきましょう。いくつもの扉を開きその度ごとに成長していくと、そのときはじめて自分が本当に目指したいゴールに出会えるのです。

例え、今がどんな状況だろうと現状の先にゴールを設定した瞬間からあなたの人生は変わります。

さあ!コーチングの開始です!

 

 

ホームページをリニューアルしました。

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今後ともよろしくお願いいたします

その道は本当にあなたが選択した道ですか?

こんにちは。山本です。

 

今回は根本的なテーマです。

 

私はスポーツ選手に脳機能をうまく使ってパフォーマンスを向上させる方法を提供しています。

 

しかし、いくらこのような方法を使っても、結局ぶち当たる問題があります。

 

本気で、心から、このスポーツの世界で

 

「うまくなりたい」「成功したい」

 

と思っているのかという問題です。

 

あなたが本気で、心から納得して、選んだ道なのかどうなのか。

 

もしも、それが曖昧なら前に進むことができません。

 

なぜなら、ここでひと踏ん張り、もう少しで、一段階上に上ることができる、

 

壁を超えることができる。

 

こういった時に、無意識は、本当に超えたいと思ってなければ、

 

超えないような行動をとり始めたりするのです。

 

現状の自分に引き戻されるといった、表現がいいかもしれません。

 

無意識は、壁を越えられてしまったら、困るわけです。

 

現状の自分を維持したいから。

 

その壁を越えていくには、やはり強い精神エネルギーが必要となるのです。

 

その強い精神エネルギーは、心から、本気でないと出ません。

 

当たり前のことなのですが。

 

しかし、それが意識的にわかればよいのですが、無意識の出来事だからこそ厄介なんです。

 

子供の頃、親に言われたから、

 

みんなより、うまくできたから、

 

「自分で決めたわけではないけど」、という考えが無意識の中に

 

存在していると

 

壁を乗り越えれそうなときに、ふと顔を出してくるのです。

 

「やめとけば」と。

 

こうならないためにも

 

まずは、今の目指すものが、自分で決めたことなのかを

 

もう一度、考え直してみてください。

 

そして、それでも、まだ、その道を目指すなら、

 

無意識に教えてあげてください。

 

本気で「トップになるんだ」と

 

大切なのは、他の誰でもない自分が、決断してから、覚悟を持って前に進むことです。

 

強い覚悟がないと、厳しいスポーツの世界で勝ち残るなんて絶対できません。

 

「私が選択をした道である」という自覚、「その道の頂上に私は辿り着きたい」という自覚

 

まずはそこからスタートです。

 

こだわりはトップアスリートへの道を邪魔をする

こんにちは。山本です。

 

あなたにはこだわりはありますか。

 

こう質問されて、うん、私にはこんなこだわりあるよな。

 

なんていうようなこだわりはあまり問題にならないでしょう。

 

自分のこだわりに気づいている場合です。

 

アスリートの方もゲンを担ぐのが好きな人がいます。

 

勝ち続けているときは靴下は右からはくなどや

 

グラウンドに入るときは必ず左足からなど、色々とあるでしょうが

 

今回のテーマはこのような意識にあがるようなこだわりではなく

 

意識にもあがらないようなこだわりのことについてお話ししたいと思います。

 

意識にもあがらないこだわりなんて、こだわりじゃないんじゃないの?

 

という疑問が聞こえてきそうですが。

 

確かにそう。

 

こだわりは、大きくなってその人の思想哲学になってしまうともうこだわりではなくて、

 

当たり前になってしまいます。

 

 

しかし、周りからみたら明らかなこだわりであったり、自分でもふと冷静になったらこだわりに気づいたりする場合があるでしょう。

 

アスリートが自分の能力をもっと上げたいと思っていても、それを邪魔しているのは、こだわりから思想哲学にまでなってしまった、ほかならぬ自分自身の考え方の場合がほとんどなのです。

 

ここで私のこだわりの例を聞いてください。

 

私は病院に苦い思い出があって、病院に行くことが嫌いでした。

 

最初は病院は嫌だなと自分でもわかるこだわりだったのですが、

 

いずれ、病院の悪いところばかりの情報を収集するようになっていきます。

 

こだわりの正当化ですね。

 

するとそれは病院は悪いところだから行ってはダメだという考えた方がしみついてしまったのです。

 

そう、私の思想哲学にまでなってしまったのです。

 

病院には絶対に行かない!

 

私は幸い、そんなこだわりからは解放され、病院の良いところ、悪いところ、わかった上で

 

付き合うようになりました。

 

私が身をもって体験したように、ひとつのこだわりは成長を妨げます。

 

トップアスリートになるためには成長を妨げるものが一つでもあれば

 

それがボトルネックとなってなかなか前にすすみません。

 

こだわりを持たないことが大事なのです。

 

とはいうものの思想哲学になるぐらいまで根をはったこだわりは

 

なかなか自分で気づくことができません。

 

それは当たり前のように親から受け継がれた価値観かもしれませんし、

 

その思想哲学があったからこそここまで成功してきたんだというように

 

解釈しているかもしれませんし。

 

コーチングの必要性とは

 

実はこのこだわりをとることなのです。

 

あなたの思考にとりついた寄生虫だと思ってください。

 

その寄生虫を取り除けば体は健康な状態となるのと同じように

 

思考にこびりついた寄生虫を取り除くことにより、思考はクリアになり、

 

あなたにとって重要な情報がどんどん入ってくることになるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

トップアスリートのマインドのあり方

こんにちは。山本です。

 

今日はトップアスリートのマインドのあり方について説明します。

 

一言で言えばエフィカシーになるのですが、エフィカシーの高いマインドとはどういうことかについてみていきましょう。

 

エフィカシーの高いマインドとは絶対的な肯定感とも言えるでしょう。

 

よく、自分を信じるという言い方がされますが、自分を信じろと言われて「よし自分を信じよう」となって成功することができるでしょうか。

 

「よし自分を信じよう」との裏側には信じることができない自分がいるのではないでしょうか。

 

意識的に信じようとしても、無意識は信じれない、または自信がないという状況となっている場合が多いのです。

 

また、そもそも自分って何やと考えてみると何かあやふやな感じがしませんか?

 

もしもあやふやな感じがするなら、あやふやなものを信じるなんて、とても難しいことになってしまいます。

 

ですから、そうではないのです。

 

トップアスリートのマインドとは自分の能力はすごいんだという絶対的な肯定なのです。

 

誰が何と言おうが

 

過去にどんな失敗をしてようが

 

今まで何の実績がなかろうが

 

絶対的な自分の肯定感が必要なのです。

 

例えば、100メートルで10秒を切るというゴールがあるとしましょう。

 

人から君に10秒なんか切れるわけなんかないよと言われようが

 

どんなレースに出ても最下位であろうが

 

今まで、11秒すら切ったことがなかろうが

 

絶対に私の能力はそのゴールを未来に必ず達成できるという確信が必要なのです。

 

達成できると絶対的に自分を肯定している状態がトップマインドなのです。

 

まずは絶対的な自分の肯定です。

 

この状態をつくっていく方法は色々とあるのでまた紹介していきたいと思います。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

阪神藤波選手のイップス問題

トップマインド育成コーチ 山本敦志です

 

前回に引き続き藤波選手について。

 

今回は藤波選手とイップスというテーマでお話ししたいと思います。

 

イップスは極度の緊張状態などによって神経系統のコントロールが利かなくなり運動障害をひきおこすものです。

 

何らかの原因があり引き起こされると言われています。

 

脳で言えば、情動を司っている部位、扁桃体や大脳辺縁系の話になります。

 

これらの情動を司る脳は自らの体を守るために、自分の生命にとってリスクがあることを避けるためにそのリスクを恐怖として記憶しています。

 

たとえば、いじめられた子供が学校の校門を見るだけでブルブルと震えるような体験がそれに当たります。

 

いじめられた時の恐怖体験が生命の危機であると記憶するとそれに繋がるものをみるだけで恐怖を感じ事前にそれを察知し避けようとするのです。

 

ブルブルと震えるというのはこれらの脳の部位は自律神経と繋がっているために交感神経が暴走してしまうというカラクリです。

 

イップスが引き起こされる理由も何らかの失敗体験が恐怖体験となり、それがリスクとして記憶されてしまうことによって自律神経に作用してしまいます。

 

運動選手にとって一番重要なのはリラックスと緊張のバランスをとることです。ここぞという時に力をいれて緊張状態に持っていくためにはその前にしっかりとリラックスしておく必要があるのです。

 

なのに自律神経にまで作用するような失敗体験はリラックスできる状態を崩し、リラックス状態でなければならないときでも緊張してしまっている状態となってしまいます。

 

そして、もうひとつ重要なことがあります。

 

脳の恐怖を司る部位にはなんとその恐怖を増幅するという機能が備わっています。

 

恐怖を一度リスクがあると判断すると、その恐怖を増幅し、絶対その恐怖を体験しないようにしようとするのです。

 

もちろん元々のこの機能は生命が生きながらえるための機能だったのですが、生命の危機でもないところでも私たちの心に弊害を生み出すようになってしまっているのです。

 

イップスというのも、最初に何らかの失敗という原因があったのでしょう。しかし、そんな失敗なんて生命の危機でも何でもないはずです。

 

なのに、失敗しないように、失敗しないようにと思えば思うほど増幅してしまっていくのです。

 

ちなみにこの状態が長く続いてしまう状況をトラウマと呼びます。

 

トラウマになるには何度も何度もその失敗体験や恐怖体験を心の中でイメージします。そしてそのたびごとにその体験は増幅されます。

 

失敗は一度見るだけで十分、その後は「俺らしくなかったな」と思えば増幅されるような事態にはならないはずなのです。

 

ということはイップスも同じです。

 

イップスなんて名前を付ける行為自体がその体験を助長することになります。

 

どこかの第3者が客観的にみてイップスだどうだということ自体は学問的に意味があるのかもしれませんが、私たちの目的は最高のパフォーマンスを発揮することだけです。

 

だからイップスなんて言葉は気にする必要は全くありません。

 

アスリートは様々な失敗をしながら前に進んでいきます。

 

しかし、その失敗は全てが過去です。

 

焦点は未来にあてるのです。

 

過去のことなんて考えているのは時間の無駄。

 

気づいたことがあることがよいことですが、

 

よくなかったことを脳に記憶させ増幅させるようなことは絶対にやってはいけないのです。

 

未来に向けた高いエフィカシーだけあればよい。

 

藤波選手はもともとべらぼうに高いエフィカシーを備えた存在です。

 

今の藤波選手は「俺らしくないな」と思ってほしいと思います。

 

もちろん私も「藤波選手らしくないね」と思ってます。

 

girl plays superhero

 

阪神 藤波選手のパフォーマンス状態を分析

トップメンタル育成コーチ 山本敦志です。

 

本日は阪神藤波選手の心理状態と改善方法を記してみたいと思います。

 

まず、藤波選手とはプロ野球選手で高校時代から天才児として甲子園でも春夏連覇を成し遂げた逸材です。

 

阪神タイガースに入団してからも一年目から活躍し、将来のタイガースの絶対的エースとして期待されている存在なのだろうと私は思っています。

 

ところが最近はすっぽ抜けの球が多くなり、フォアボールやデッドボールを多発し2軍での調整を余儀なくされ、1軍に帰ってきても以前のようなパフォーマンスを見ることができない状態となってしまいました。

 

そして藤波選手がイップスなのかという記事まで出るようになってきています。

 

そこでコーチング的な視点から藤波選手の問題を考えてみようと思います。

 

藤波選手がストライクが入らない要因が精神的な要因か技術的な要因かというような話題があったので、まずはそこからいきましょう。

 

技術的な要因とは精神的な要因の影響を100パーセント受けるので全てが精神的な要因であると考えます。

 

マインドが先で全てがその影響によるパフォーマンスです。

 

藤波選手はもともと、廻りの中でも飛びぬけた存在であったのでずっと高いエフィカシーを維持してきたことと思われます。

 

しかし、何らかの出来事によりエフィカシーが下がってしまったのだと思います。

 

エフィカシーは上がったり、下がったりするもので人のマインドとはそんなものです。

 

私たちコーチの役割はエフィカシーが高い時には自分らしいと思うように教えることです。

 

そして、エフィカシーが下がった時には自分らしくないと思うように教えることなのです。

 

当然のことながら、下がった時こそが重要なのです。

 

今回は失敗してしまった。しかし本来の私はすごいんだと思うようにし、

 

一時もエフィカシーが下がらないようにします。

 

高いエフィカシーは現状の自分の外の想像以上のパフォーマンスを実現する力を秘めています。

 

藤波選手はアスリートがあこがれるトップアスリートですから、この高いエフィカシーを維持して今のキャリアを築いてきたはずです。

 

しかし、現在のところ、下がったエフィカシーを戻せずに苦しんでいると判断します。

 

さて、ここで重要な問題です。

 

なぜ、あのエフィカシーが高い藤波選手のエフィカシーが下がり続けたままなのか。

 

ここからは推測ですが、私は藤波選手が何度もビデオを見たりして、悪かった点の指摘を数多く繰り返されたのではないでしょうか。

 

コーチングでは失敗は一度は反省しないといけないが、反省する点を見るのは一度だけとします。

 

なぜ、悪かったのかを見る必要は確かにあるのですが、何度も何度も自分の失敗を見せられるとエフィカシーが下がってしまいます。

 

先ほども述べた通り、自分の限界を超えたパフォーマンスを発揮するエネルギーを生み出すのは「俺はすごい!」「私はすごい!」というエフィカシーなのです。

 

失敗した時こそエフィカシーが揺らぐときです。

 

しかし、そんな時だからこそ、「俺らしくなかったな」という強烈なマインドで乗り越えていくべきなのです。

 

必要であれば、周りの声は一切無視する必要があるかもしれません。

 

それでよいのです。

 

自分にとってネガティブな要素を植え付けようとする声を自分のマインドに取り込んではいけません。

 

藤波選手に関しては失敗の感情が恐怖の感情と結びついて、トラウマ化しないためにもなるべく早く高いエフィカシーを取り戻してほしいものです。

 

Coach watching batter about to hit