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戦争と差別のない世界とは⑤

戦争のない世界には通貨発行権者の思惑を読み解き圧倒的多数の私たちがたちあがらなければならない。

通貨発行権者はその権力の食指を様々な方面に伸ばし、金融資本家やグローバル企業を味方にその権力を行使し支配を広げている。

その傘下に政府や地方公共団体や大企業も存在する。中小企業もその傘下に位置するわけだから、つまりは私たちは通貨発行権者を頂点とする巨大なピラミッドの傘下のどこかに位置することになっている。それは経済というお金の世界を支配されているということ。

私たちは現代ではお金抜きでは生きられない。

通貨発行権者を頂点とするピラミッドの傘下にいる私たちが立ち上がっても直属の上司や直属の取引先にたたかれてしまうというこでもある。

コーチングでWANT TOで生きればいいのかとうれしく思ったのも束の間、私たちはこの経済のピラミッドの中で身動きできなくさせられていることに気付く。

このピラミッドは生易しいものではない。

どこまでも果てしなく続くお金ピラミッド空間なのだ。

出ようと思っても、ご飯を食べるためのお金が必要だと思ったときにはもうこのお金ピラミッド空間の中に引きずり戻される。

いい服が欲しいなと思ったときには引きずり戻される。

かっこいい車が欲しいと思ったときにも引きずり戻される。

きれいないい家が欲しいと思ったときにも引きずり戻される。

そして私たちの命でもある生命時間と引き換えに物を手に入れこのお金ピラミッド空間の中で奴隷さながらの人生を生きることを受け入れてしまうのだ。

このピラミッド空間の中でより良い世界のために立ち上がることは難しい。立ち上がっても、上司や取引先にわかったから、座りなさい。と言われてしぶしぶ引き下がるのがオチだ。

先ほどは圧倒的多数といったが現実、圧倒的多数はチーム通貨発行権者の一員でもある。だから世界は通貨発行権者を頂点としたピラミッドが崩れるどころかますますと拡大しており、安定しているのである。

このピラミッドの仕組みは上に行けば行くほど権力を有し、下に行けば行くほど権力が無くなり隷属化しなければならない構造となっている。

ピラミッドの下の方が人数は多いが、権力が無いゆえに声が通らない構造ともいえる。

政治家は本来、この下々の声を反映しそして制度化し、暮らしやすい世界を創ることがその役割のはずが、ピラミッドの上の権力を欲しがるだけの人たちがその多数を占めていることが世界がよくならない要因でもあると思う。

このようにみると政治家を選ぶという投票行動はとても重要なことであるので付け加えておく。

お金ピラミッドの権力構造は私たちのマインドの中に深く刻まれ、私たちの行動規範ともなっている。このピラミッドをより上に駆け上がることが人生のゴールであると思う人は多い。

個人がより強い権力をもつというゴールはこのピラミッドの中にある限られたパイの争奪戦でもある。私が手に入れると誰かが手に入れることができないもの。誰かが手に入れると私が脱落してしまうものである。

私に権力をください。きっと皆さんのために行動しますから。という人もいるがとても怪しい。

こんなピラミッド構造の中を生きる私たちが戦争をとめることが出来るのか?

特定の誰かの利権拡大のために戦争が引き起こされそうになった時にみんなでちょっと待ったといえる世界にどうすればよいのか。

圧倒的大多数の人がこのピラミッド空間のいいなりになっていては無理だ。

ただ、このお金ピラミッド空間の外に出てしまえば可能性が広がる。

だからこそこのピラミッド空間だけに縛られるのではなく、高い抽象度でこの空間を俯瞰できる人が圧倒的大多数にならなければならない。

通貨発行権者VS私たちの構図をつくらなければなならい。

私たちの人生のゴールは趣味、職業、健康、ファイナンス、生涯学習、地域貢献、社会貢献、家族など多岐に及ぶ。これらのゴールを満遍なく達成していくことが幸せに生きるということ。

お金ピラミッド空間はファイナンスのことであり、それだけが人生のゴールではないのである。

お金は便利だけど、あくまでも手段、必要な時に必要な分だけあれば十分で自分の人生のゴールにはほとんど入ってこない。

この抽象度になると私たちは権力者の言いなりにならずに対等に渡り合えるのではないか。

多岐にわたるゴールを達成していくことは抽象度を上げていくことでもある。

抽象度をあげてみんなでその戦争ちょっと待ったといいたい。