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趣味、職業、ファイナンスは分けて考えること。

こんにちは。苫米地式コーチング認定コーチ 山本敦志です。

 

今日は趣味と職業とファイナンスについて。

 

私は、苫米地博士から趣味と職業とファイナンスは違うんだよと教わりました。

 

このことがどれだけ私自身、人生観を変えたかは計り知れません。

 

ですから、苫米地博士の焼き増しになりますが、説明したいと思います。

 

趣味は誰のためにもならないし、お金もかかるけど、好きで好きでたまらないもの。寝る時間よりも、食べる時間よりも優先させたくなるもの。

 

職業は社会に自分の役割を提供するもの。人の役に立つことをすること。ここで重要なのは自分だけのためにやることではないことはもちろん、他人だけのためにやることでもありません。自分と他人のためになることです。教えることが職業な人を例に挙げると、教えられる人の役に立つことが大切であり、同時に自分が教えていて楽しかったり、うれしかったりするという自分がやりたくてやっているということもとても重要です。そして注意点は、職業とは、お金になる場合もあれば、ならない場合もあります。お金にならないものを職業とは思わない人が多いですが、職業とは、お金になるかならないかどちらでもよく、社会に自分の役割を提供しているかどうかの一点になります。

 

ファイナンスはお金です。お金を稼ぐというよりも、収入と支出の関係のことを指しています。現代社会で生きていくためにはお金は必要不可欠です。そのお金がいくら必要で、いくら稼いで、いくら使うかということです。そう考えると、ファイナンスとは健康と同じようなものかもしれません。健康は健康でありたいと願いますが、健康状態とは病気や痛みがない状態であり、バランスが取れている状態といえます。すごい健康がゴールと言ったところで、すごい健康と健康の違いを説明しずらいように、ファイナンスも収入と支出のバランスが取れていることが理想な状態と言えるのです。

 

趣味

職業

ファイナンス

 

このように私たちが普段、何げなく行っている経済行動などをひとつとってみても、これらを分けて考えることは非常に役に立ちますし、自分がどのように生きていけばよいのかが明確になってきます。

 

例えば、車を買いたいという衝動がおこったとしましょう。

何故、その衝動はおこったのでしょうか。

趣味がスノボだから、雪山に行くためだとしたら趣味の領域になります。

人に教えるための会場に行く手段が必要だからとしたら職業の領域になります。

今年度は会社で利益が出たから、税金対策で車を買い換えようとなるとファイナンスの領域です。

 

しかし、車一台を例に挙げて説明しても、車は趣味、職業、ファイナンス、これらの要素が重なり合っている場合の方が多いかもしれません。平日は職業の為に使い、休日は趣味として使い、といったような例です。

 

私たちの人生も、もちろんこと、趣味、職業、ファイナンスが重なりあっている場合がほとんどではないでしょうか。

 

重なり合っている中で、今回私がこのテーマを取り上げた理由は多くの人が関連性を誤解して不幸になっていると感じたからです。

 

ここで人はやりたいことだけしかやってはいけませんというコーチングのエッセンスを取り入れて私たちの人生をもう一度見直してみましょう。

 

職業は自分が心からやりたいと思うこと。しかも、社会の役に立つことです。

 

「えーそんなこと見つからないよ」という人で趣味がないという人はいるでしょうか。「ない!」と言い切るなら、それはあまりにも奴隷すぎます。

 

では、趣味はある!と答えた人が、その趣味を人と共有したらどうなるでしょうか。その趣味を人に教えてあげるといったことが起きるということは想像できるのではないでしょうか。

 

例えば、趣味が音楽でオーディオのことは好きで好きでたまらない。休みの日は電気屋さんに行き、暇さえあればネットでオーディオ関連をチェック、そしてお気に入りのオーディオで、お気に入りの音楽や映画を楽しむ。という人がいたとします。

 

ある日、友達がやってきて、「俺もオーディオ買おうと思ってるんだ。どんなのがいいかな?」といった質問をしたら、どうなるでしょうか。あーだこーだと目をキラキラさせながら話し出すのではないでしょうか。そして「俺が一緒について行ってやるよ」と言い出した時に趣味が人の為に変わりました。

 

また、その購入を手伝ってもらった友達も満足して他の人に「あいつはすごいよ!」「知識半端ないよ」といったら俺も私もと手を挙げる人がどんどん増えました。すると一人ずつは面倒だから、いっぺんに教えるから俺の部屋に来てよ。となる。

 

ここで職業の定義。何だったでしょう?

 

自分が好きなこと、楽しいことで、社会に役割を提供すること。

 

あまりにも社会のニーズが多くなって、このオーディオが趣味な人が今やっている仕事を辞めて、これだけをするようになったとしましょう。

 

すると生活するお金を、君たちからもらうね。

 

となっても誰も文句を言わないでしょうし、むしろお金で教えてくれるんだったら喜んでお金を払うよ!という人が出てきます。

 

 

これは、この人のファイナンスにもなったということになります。

 

 

つまり、やりたいことだけするということは趣味、職業、ファイナンスが関連しながら自分の人生を形作るのです。

 

ここで私が言いたいのは趣味を職業にせよ!そして、ファイナンスとなるまで持って行けということが言いたいわけではなく、今ある人生を見直してみて、やりたいことだけをしていますかというこの方なのです。

 

単なるファイナンスが全人生になっていませんか?ということです。

 

最終的に生活があるから「お金を頂戴な」といったオーディオマニアのように最初にやりたいことをやっていますか?ということです。

 

お金の為に人生を考えるのではなく、好きなこと、やりたいことをやる自分が先にあって、その自分の役割を社会に使ってもらい、社会に貢献する。

 

そんな当たり前のことを忘れていませんかということなのです。

 

もし、忘れてしまっているのなら、趣味を見つける、若しくはもう一度やってみる。ということから始めてみてはどうでしょうか。

 

趣味をすごいレベルまで高めてきた人は、社会の為にひと肌脱いでみてはいかがでしょうか。

 

それが素晴らしい人生の始まりとなるのです。

 

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