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超プロは勝って当たり前

 

今回はプロスポーツ選手のエフィカシーについて説明したい。

 

以前の記事で勝敗や順位をゴールにしてはいけないと述べた。

 

しかし、プロの世界においてはそんなこと言ってられないのではないかという意見があったので、プロ選手について考えてみようと思う。

 

プロの世界はファンがいて成り立っている世界であることは周知の事実だろう。ファンとは一般企業ではお客様のことであり、グッズや入場料などの収益源はそのお客様から得ている。

 

そして、プロ選手はその収益から報酬をもらっているという職業だ。

 

プロの球団や組織は勝敗や順位によってその収益が変わってくるのだから資本主義のルール、会社のルールに則れば勝つ必要があるし、優勝するために運営しているといってもよい。

 

だからこそプロ選手は勝てる選手が高い報酬を得ることができる。

 

当たり前の話である。

 

ゴールがプロスポーツ選手で、最高額の年棒をもらうんだとうゴールは全然悪くない。

 

この引く手あまたの勝てるスポーツ選手になるために、勝つことをゴールにしてはいけないというのは、選手として成長していくときに、勝敗にこだわりすぎて自分のパフォーマンスへの成長を阻害しないようにという意味である。

最高額の年棒をもらえる勝てるプロ選手とはこのパフォーマンスが他の選手よりはるかにずば抜けている選手のことである。

 

24時間365日ずっと自分のパフォーマンスのことだけを考えているのがプロの中のプロ、超プロである。

 

そして、そんな超プロ選手のエフィカシーとは

 

勝って当たり前、優勝して当たり前なのである。

 

勝ちたい、優勝したい、一位になりたいは裏を返せば勝てるかどうかわからないから勝ちたい。優勝できるかどうかわからないから優勝したいわけだ。

 

当たり前に思うマインドは非常に重要なポイントだ。

 

確信パワーともいう。

 

当たり前、確信しているとどうなるか。

 

ホメオスタシスの説明を以前した。このホメオスタシスが勝つことに働いているとことだ。ホメオスタシスは当たり前、確信しているところに強烈に働き、結果を引っ張ってくる。

 

負けそうになるとすごいパフォーマンスを発揮してミラクルを起こすことができたり、

 

ミスをしても、そのあと劇的にパフォーマンスがあがったりする選手を見たことがあると思う。

 

それはその選手にとってみれば勝つことが当たり前になっているから負けそうになると「なんかおかしい」というマインドの力が働いて元に戻そうとする。これが認知的不協和とも、ホメオスタシスともいうものだ。

 

いつも楽勝で勝つ相手に偶然が相次いで、リードされてしまったときなどに、スポーツ選手なら誰でも、マインドの中にもわもわと、何らかの高揚を覚える体験をしたことがあるのではないだろうか。

 

これがホメオスタシスというものであり、勝つという状態に戻そうとする働きのこと。
その力が働いた時には結果的にも本当に勝利してしまう。

 

プロの世界とは
小学生、中学生、大学生、社会人と常にトップを走ってきた選手であろう。
そしてそのトップを集めたプロの世界で、この勝つというホメオスタシスを維持するというのは並大抵のことではない。

 

しかし、マインドの世界の中でこのホメオスタシスを維持することに成功し、勝つことなんて当たり前と思える選手を超プロというのだ。

 

そして、この「俺、私は勝って当たり前」思うマインドをエフィカシーと呼ぶのだ。

 

思い出してほしい。エフィカシーの定義とはゴールを達成する能力の自己評価のことだった。

 

勝つことを達成することのできるパフォーマンス能力の自己評価だ。

 

自己への圧倒的パフォーマンス能力への自己評価、
このエフィカシーがあって
プロ選手にとって至上命題でもある、勝つという選手になることができるのである。