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「悔しかったですし、何もできなかった。自分の力のなさをあらためて実感しました。自分の今のレベルが分かったというか……」
10月25日カンプノウ バルサ戦での乾選手の言葉だ。
乾選手は世界最高峰のスペインリーグで活躍しているサッカー選手。
そしてその中で世界のトップとして長年、君臨しているサッカー選手の憧れのクラブ、メッシやネイマールといった世界最高のプレイヤーが活躍するチーム、それがバルセロナ、通称バルサである。
乾選手は子供のころは天才と呼ばれていただろう。
自分よりうまい選手に会うことのほうが難しかったくらいだろう。
僕もサッカーをしていたからよくわかるが技術の高さは群を抜いていたと思う。
しかし、プロになればしのぎを削るライバル達にも出会う。あまりにも簡単に書いてしまうが、その中で高いエフィカシーを維持し続け、世界最高峰リーグのスペインリーグでレギュラーとして活躍するほどになった。
そして対戦相手として本当の世界のトップチームと対戦することができた。
そして上記のコメントだ。
恐らく、打ちのめされた感覚ではないだろうか。登って登って登ってきてようやくたどり着いた山の地点から見た頂上はまだこんなに高いのか!という感覚ではないだろうか。
登ってきた距離よりももっと遠くに思えるような感覚。
苫米地式コーチングでは非常に重要なポイントなので例にあげさせてもらった。
「力のなさを実感した」という言葉
力のなさを実感したということはまだ登る山があるということだ。
絶望するぐらいの山の高さを見たときこそエフィカシーという言葉を思い出す時だと思う。
この山を俺なら、私なら、登ることができる。
この壁を俺なら、私なら、超えることができる。
きっとできる。
高いゴールを見つけた瞬間だ。
ホメオスタシスがずれる瞬間だ。
乾選手はもちろんスポーツ選手の中でも先頭を走っている一人だと思う
しかし、誰でも、一緒だ。。
絶望しそうになった時こそマインドの使い方が問われる時だと思う。
絶望しそうな高い山を見つけた時こそが
ゴールを見つけた時なのかもしれない。
そのゴールを達成することができる能力の自己評価がエフィカシーだ。
絶対にエフィカシーを下げない。
マインドにこのこと刻み込んでほしい。