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苫米地博士の宇宙の形式定義をしたうえで、今回は空の形式定義をやっていこうと思います。
包摂半順序束の宇宙において任意のふたつの概念もしくは存在をとりだします。
その二つの概念もしくは存在のGLBをbottomといいます。
そしてその二つの概念もしくは存在のLUBをtopといいます。
包摂半順序束の宇宙のbottomとはなんでしょうか?
これを現代分析哲学では矛盾と定義します。
そして包摂半順序束の宇宙のtopのことを空と定義するのです。
例えば、ペンと犬という二つの存在をとりだして、そのふたつの下位概念を考えます。ペンなのにワンと鳴く存在。ワンと鳴くのに書くことができる存在です。これを矛盾と表現するということです。下位概念の内のもっとも下位にあるものを矛盾というのです。
またペンと犬の上位概念はどうでしょうか?
現代分析哲学ではこれはいくらでもあるので特定の概念が存在しないとされているようです。
しかし、苫米地博士は東洋の仏教哲学を使って、これを空と定義すると言います。
空とは宇宙の何よりも上位であり情報量の少ないもの。
包摂半順序束のtopであり、宇宙の全てを潜在的に内包しているものとして、定義しているのです。